ブローカーとは?3分でわかる仕組みと個人での始め方

一般の方にはブローカーという言葉は聞きなじみのないフレーズかもしれません。
一瞬ブローカーというフレーズが有名になったのが、レオナルド・ディカプリオ主演の映画「ウルフ・オブ・ウォールストリート」がヒットした時です。
この映画は、証券ブローカーとして活躍し、26歳にして年収49億ドル(約5000億円)にまで成り上がったジョーダン・ベルフォートの半生を描いたものです。
そんなにブローカーって儲かるの?
うまくやればブローカー業では個人でも大きな収益を上げることが可能ですし、副業的に行うことも可能ですので、今回はそんなブローカーについて解説をしていきます。
・ブローカーの種類
・ブローカーを行ううえでの注意点
ブローカーとは
ブローカーという言葉を直訳すると、「仲買人」「仲介人」「仲介業者」といった意味になります。
実態としては、言葉の通り商品・サービスの売主と買主の間に入って成約の仲立ちを行うようなものと、売主から案件をもらい、広告代理を行うようなものに分かれてきます。
報酬体系の基本としては、完全成果報酬若しくは固定給+インセンティブ報酬で成約時にのみ大きく収益を生み出せるイメージです。
ブローカーを始めるにあたっては、不動産仲介や証券仲介になってくると行政機関からの免許等が必要になってきますが、多くのブローカー業に関しては資格や実績は一切いらないものが多いです。
サービスを提供している企業や個人と提携するか、ブローカー同士で案件を回しあうことによってスタートが可能で、基本的には供託金なども不要ですので、ブローカー業を始める敷居自体はかなり低いです。
そのため、法人化する必要もそれほどなく、在庫をかかるリスクもないので、会社員をやりながら副業的にブローカーを営むという方も多くいらっしゃいます。
また、条件の善し悪しは別にしてブローカー案件自体はSNSで人に会っていれば簡単にとってくることは可能です。
ブローカーの種類
ブローカーの種類は大きく分けて2つあります。
・単発報酬型ブローカー
・継続報酬型ブローカー
それぞれについて解説をしていきます。
単発報酬型ブローカー
その名のとおり、報酬は一度きりのブローカーです。
単価は案件によって数万円ものから大きいと数百万円のものまで幅が広いです。
【主な案件】
案件の種類 | 案件の内容 | 報酬金額 |
不動産賃貸 | お部屋探しをしている方を不動産屋さんに紹介。難易度は低い。 | 数千円~数十万円。賃料によって変動。 |
投資用不動産 | 投資用不動産に興味がある方を不動産会社に紹介。難易度は高い。 | 数十万円~数百万円。単価としては最大。 |
人材紹介 | 転職を考えてらっしゃる方を人材会社に紹介。難易度低め。 | 数十万円。 |
生命保険紹介 | 保険の加入や見直しを考えてらっしゃる方を保険屋さんに紹介。難易度は高め。 | 数千円~数万円 |
コンサル、情報商材紹介 | コンサル内容等(恋愛、営業、起業など)のニーズがありそうな方をコンサルタントに紹介。難易度高め。 | 代金の20%~30%くらいが相場 |
融資コンサル紹介 | お金を借りたい、借り換えたいといった方を融資コンサルに紹介。難易度は低い。 | 融資金額の2~15%。まばら。 |
投資用不動産のように難易度は高いが一発決まれば大きい案件に特化してブローカーをされる方もいれば、比較的難易度の低い賃貸や人材ブローカーでお小遣い稼ぎ程度にブローカーをされる方もいれば、
難易度の低い案件で集客をかけつつ、集客した人の中で単価の高い案件にはまりそうな人に再セールスをかけるような複合的に案件を取り扱う方もいます。
継続報酬型ブローカー
こちらもその名のとおり、一度決めた案件から毎月ランニングで報酬が入ってくるブローカー案件です。
一発どかんと大きくお金が入ってくることはありませんが、成約を積み重ねていくことで毎月20、30万、さらに頑張れば100万円、200万円と安定した収入がはいってきます。
案件の数自体は単発型と比べると少ないですが、安定収入がお好きな方は積極的にこちらでの動きをされています。
案件の種類 | 案件の内容 | 報酬金額 |
FX IB報酬 | 主に海外FX口座を開設させ顧客が取引を行うたびに売買手数料収入を得られる。 | 取引額、取引回数による |
インフラ系 | 電気、ガス、格安SIMなどの紹介を行い、利用料の一部を報酬として受け取る。 | 金額による |
フリーランスSE斡旋 | フリーランスSEになったときの年収査定を行い、メリットを感じてフリーランスSEとして働いている間、紹介先から利益の一部が毎月もらえる。 | 毎月1~2万円 |
派遣紹介 | 転職を考えている方に転職先として派遣社員を紹介し、はたいているいる間報酬が発生する。 | 数万円 |
ネット上ではFX系のブローカーが多いと感じます。
ネット上でFXの口座を開設させ、あとは開設者が取引が行えば勝手に報酬が発生します。
また、最近ブローカー界隈ではやっているのは、「フリーランスSEの斡旋」です。
こちらフリーランスSEになることによってただ単純に、年収が跳ね上がり、しかも就業時間が短くなるケースが多くSEさんに純粋に喜んでもらえるからです。
例)
①24歳女性 正社員年収260万円⇒フリーランス年収660万円(410万円UP!!)
スキル:Python、HTML、CSSなど
②26歳男性 正社員年収280万円⇒フリーランス年収780万円(500万円UP!!)
スキル:PHP、HTML、JavaSuliptなど
このように年収の上り方がすさまじいので、ウィンウィンな関係が好きな人はフリーランスSEの転職斡旋を好んで行います。
ブローカー行ううえでの注意点
前述したようにブローカーは始めるのはとても簡単で、案件の種類もいくつもあるので深く考えずに気軽に手を出せるビジネスではあります。
しかし、注意していただきたいのが、「悪徳ブローカー」と呼ばれる人たちです。
彼らは顧客を不幸にしてでも自分たちの利益を追求する人たちで、こういった人たちから案件を取ってしまうと、善意で仕事をしていたつもりが、大きなトラブルに発展してしまうということが多々あります。
例えば、投資用不動産の例でいうと、2018,2019年に大きなトラブルが起きたスルガ銀行やかぼちゃの馬車事件、フラット35の不正利用などは、こうした悪徳ブローカーがお金のために一気に拡散して、社会問題へと発展してしまいました。
フラット35の事件概要はこちら
ですので、仕事としてブローカーを始めるのであれば、案件が本当に紹介して大丈夫なモノなのかきちんと精査することがとても大切です。
まとめ
・ブローカービジネスの参入障壁は低いので、個人でも始められる
・ブローカーの種類としては、単発型と継続報酬型がある
・自身が悪徳ブローカーにならないためにきちんとした精査が必要
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また過去のブログでブローカーについて解説していますので、こちらもご参照ください。
ブローカーを行ううえでも教養を身に付けることは非常に重要ですので、ワンランク上のビジネスマンになりたい方は是非こちらへご参加ください。
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