IFAは本当に中立なのか?金融の闇に迫る

IFAは本当に中立なのか?金融の闇に迫る
かんがえる人
かんがえる人
IFAって最近よく聞くようになったけど実際どうなの?

 

IFAというのはIndependent Financial Advisor の頭文字をとった言葉で、

 

日本語に訳すと、「独立系金融アドバイザー」という表現になります。

 

その名のとおり、特定の金融機関(証券会社や銀行、保険会社)に属さずに、独立・中立の立場から資産形成のアドバイスを行う職業として、最近は少しずつ認知され始めています。

 

今回はそんなIFAが本当に中立の立場からアドバイスをくれるのかについて考えていきます。

 

■この記事の内容
・IFAにお願いするメリット
・IFAが中立になりずらい要素
・よいIFA を見極めるポイント

IFAにお願いするメリット

 

 

IFAにお願いするメリットは以下のとおりです。

 

■メリット
①選択肢が広い
②ノルマがない
③担当者が基本的に変わらない

①選択肢が広い

 

保険会社なら特定の保険商品、証券会社、銀行なら特定の証券商品、不動産会社なら投資用不動産と専門で商品を取り扱っている会社からは当然自社商品の話しか聞くことはできません。

 

IFAの場合、ベースは証券業務が多くなりますが、縛りがないので会社によっては、生命保険会社や不動産会社の代理店として業務も行い、あらゆる金融商品を加味したうえで自分に合った選択肢を取ることができます。

 

 

②ノルマがない

 

①に付随して、基本的にはIFAはこの商品を売らなければならないというノルマがないので、無理やりな営業になりずらいというのも大きなメリットです。

 

反対に特定の金融機関から商品を勧められるときは、大きな手数料を支払わなければならない商品であることが多いので注意が必要です。

 

選択肢の広さやノルマのない分、本当の意味でオーダーメイドの資産運用方針を設定できるという安心感があります。

 

 

③担当者が基本的には変わらない

 

金融機関では、数年に一度の異動によって担当者が変わってしまうので、相性の良い担当が付いてくれたとしても、残念ながらその人はいなくなってしまいます。

 

また、短期でのノルマが課せられるため、成績のために不必要な短期売買を繰り返すようなアドバイスになることが多く、長期運用のアドバイスを受けられなくなってしまう可能性があります。

 

IFAの場合、基本的には担当が変わることないため、長期目線でのアドバイスを受けることが可能です。

 

ただし、本人が退職したり、会社が倒産したりしてしまった場合には、担当不在になってしまうので、一生涯のサポートが約束されているわけではないので、注意が必要です。

 

 

IFAが中立になりずらい要素

 

 

ここまでの話を聞くと、IFAは中立性は担保されているように感じますが、IFAの収益構造について知ると、必ずしも中立なアドバイスにはならないケースもあることが分かります。

 

■中立になりずらい要素
・販売手数料の存在
・基本は成果報酬であること

販売手数料の存在

 

販売手数料とはその名のとおり、投資商品等を販売した際に売り手がもらえる手数料です。

 

具体的には、投資額の2%とか、3%が投資商品購入時にかかってしまうので、その分がマイナススタートになってしまいます。

 

こちらは、基本的には、特定の金融機関から購入しても、IFAから購入しても同じように販売手数料がかかります。

 

投資を始めるうえで避けられないコストだと思われがちですが、実はこちらをほぼ支払わずに投資をスタートできる場所があります。

 

それがネット証券です。

 

近年は「ノーロード」と呼ばれる販売手数料が無料の商品を数多く取りあつかうネット証券会社が増えてきました。

 

 

SBI証券HPより

 

かなり多くの種類があることが分かります。

 

 

楽天証券HPより

 

楽天証券に関しては1000本以上のノーロード商品があります。

 

ローリスクの資産運用を行う人間にとって1%の利回りの違いは死活問題です。

 

ですので、手数料をいかに抑えつつ、いかにパフォーマンスを最大化するのかというのがキーポイントになってくるのですが、残念ながら、この発想はIFAの方とは利益相反の考え方になってしまいます。

 

なぜかというと、IFAの口ぶちはいかに手数料をもらえるかによるからです。

 

手数料0の商品を販売してしまうと、一円もお金をもらえなくなってしまいます。

 

さらに言えば、同じ手数料0の商品があったとしても、IFAを経由することで、手数料がかかってしまうような商品もあります。

 

 

こちらは楽天証券の商品説明欄ですが、このように直接楽天証券から商品を購入すれば手数料がゼロで済んだものが、IFAを間に入れてしまうと手数料がかかってしまいます。

 

ぶっちゃけ、投資信託等の商品ごとの優劣というのはほとんど存在しないので、本当の意味で中立な立場で商品提案をするのであれば、お客様には手数料が低い商品を提案するのが正解だと思われますが、IFAの収益構造上それは難しくなっています。

 

基本は成果報酬であること

 

上記の内容に付随してですが、IFAの報酬体系が成果報酬であることも中立化を妨げる要因になります。

 

自身の報酬はあくまでもいくら手数料が取れたかによりますので、いかに手数料が高い商品に誘導できるかが高報酬を得るためのキモになってきます。

 

こうなってしまうと、特定の金融機関から商品を購入する場合とほとんど変わらなくなってしまいます。

 

勿論全てのIFAの方がそのような提案をするわけではありませんが、自身の利益よりも完全に顧客の利益を優先できるような人はかなり稀ですし、薄利でやりすぎてIFA自体が倒産してしまっては元も子もありません。

 

 

よいIFAを見極めるポイント

 

良いIFAを見極めるポイントとしては、「手数料を払ってでもお願いする価値がある」ということが挙げられます。

 

具体的には以下の2点です。

 

■見極めポイント
・自分の悩みを解決してくれる存在であること
・個別銘柄のマーケット分析に強いこと

自分の悩みを解決してくれる存在であること

 

IFAとしての仕事に関わらず、自分自身の強烈な悩みを解決してくれるような存在であればその方に手数料を支払っても仕事を依頼する価値というのは高いです。

 

例えば、恋愛に悩んでいる方であれば、異性の紹介をしてくれたり、営業成績を上げたい方であれば営業コンサルをしてくれるような方であったりすると手数料以上のリターンを望めます。

 

これは、すべての金融・投資商品の営業に当てはまる基準ですので、サービス内容だけではなくそちらも意識して話を聞いてみてください。

 

 

個別銘柄のマーケット分析に強いこと

 

プロのIFAであるかどうか確かめるポイントとしては、個別銘柄のマーケット分析に強いかどうかも重要です。

 

積立での投資信託や生命保険の販売に関しては、ぶっちゃけネットに書いてある以上の情報を提供したり、運用パフォーマンスが大きく変わるものでもないので、IFAとしての優秀さを評価する対象としては弱いです。

 

投資信託等と比べると、個別株のアドバイスというのは非常に高度なスキルだと自分は感じているので、そのアドバイスがもらえるのはとても助かります。

 

ただし、頻繁に株を売買させて手数料を荒稼ぎしようとしてくる証券業界の悪しき慣習を引きずっている人たちもいるので、そちらの方々には注意が必要です。

 

まとめ

 

・IFAの理念自体は中立だが、収益構造は必ずしも中立ではない
・IFAというビジネスモデルより、個々に対する分析が必要

 

 

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