YouTube動画一か月で100本上げて分かったビジネスマンとして大切なこと

YouTube動画を大体1か月で、100本以上撮って分かったのが、本質は対面営業と一緒で、画面越しにいる人の「悩みを解決すること」「感動させること」が非常に重要で、それは相手だけでなく、自分にとっての大きな財産になることがわかりました。
この体験はこれからYouTubeを始めようと思ってらっしゃる方にとっての一つの参考になるかと思います。
そう思うに至った過程について解説していきます。
✔この記事の内容
・YouTubeを始めたきっかけ
・質にこだわるようになったきっかけ
・質にこだわるようになって分かったこと
YouTubeを始めたきっかけ
そもそもYouTubeを撮ろうと思ったのは、YouTuberとして儲けてやろうというよりは、自分の本業であるFPの仕事の幅を広げるために始めました。
具体的に言えば、YouTubeでのセミナー集客や、動画による興味付けですね。
自分が直接会っていない方に寝ていても情報提供をしてくれるという素晴らしい媒体だと個人的には思っています。
実際にFPの方で、YouTubeから月に仕事を10本以上取ってらっしゃる方がいるのも知っていたので(お世辞にもそんなにクオリティが高くない動画で(笑))、やらない手はない、むしろ遅すぎたと思ってYouTubeに参入しました。
とりあえず、まずはうまくいっている人たちのスタイルを丸パクリをしてやろうとYouTubeだけでなく、ワードプレスなど各種媒体の構成を徹底的にマネしつつ、本数勝負だと思って1か月以内に100本は動画撮ろうと思って活動を始めました。
今見返すと、最初の方は、ひどいクオリティの動画ばかりでした。
大量に動画を上げれば、再生回数はどの程度変化するのかチェックしていましたが、完全に動画本数と、再生回数、チャンネル登録者数に相関関係はないことがわかりました。
ただ、その中で、ある程度こういった方向性だと再生されるのかというちょっとした発見もあったので、マーケット調査という意味では全く無駄な時間ではありませんでした。
仕事に繋がるマネー系の動画は伸びが悪いです。(笑)
質にこだわるようになったきっかけ
大量生産型から、質にこだわるようになったのは、セミナー参加をしてくださった方やLINE@に登録してくださった方に向けてプレゼント用の動画を作ろうと思ったのが最初のきっかけです。
とてもではありませんが、今までの粗大ゴミみたいな動画もらってもうれしくないだろうなと思いまして初めて編集ソフトを使っての編集を行いました。
本格的に人のために動画を作ろうとしたのは、これが初めてでした。
いままでの何倍も何十倍もアップロードまで時間がかかるので、正直かなりきついですが、おかげさまで、ずいぶんと編集もできるようになって、見やすい動画が作れるようになってきました。(まだまだ改善点は多いですが)
そこから徐々に周りの友人からも動画面白い言ってもらえるようになってきました。(おそらく今までの動画はひどすぎたので、お世辞でも良いといえなかったのだと思います(笑))
同時期に初めて消防士の時のネタを動画にしたのですが、この消防士シリーズの動画がそこそこ見られて、コメントがちょこちょこ来るようになりました。
質問の内容としましては、
「これから消防士になろうと思っているのですが、どう勉強したらいいですか?」
「女性でも結構いじめられるんですか?」
「この年齢で消防士に転職はきついですか?」
このように真剣な内容のものが多く、その時、初めて人に真面目に見てもらえている、そしてこれからも見続けられるのかと実感しました。
しかも真剣に悩んでいる人が答えを求めて自分の動画を見てくださっているわけです。
これは、動画自体における責任も非常に重いということも痛感しました。
YouTube講演家の鴨頭嘉人さんがおっしゃっているのが、
「自分のYouTubeチャンネルには20万人の登録者がいる、これは一回の講演で20万人を呼ぶのと同じ。だから企業から何百万円のセミナーの依頼が来ようとYouTubeの20万人が大切だから、相当な場合以外は企業講演よりもYouTube講演を優先する」
とおっしゃっています。
これは非常に確信をついた発言です。
私のチャンネルにはその4000分の1の50名くらいの方しかいないので、世間一般でみたらただの雑魚ユーチューバー、ドラゴンボールでいえばサイバイマンみたいなものですが、
セミナーとして考えたら一回で50人の前で話をしているそこそこの講師と一緒だということです。
30人集めるのすら結構きついです。
そういった画面越しにその人の人生を変えるすごいチャンスをもらっていることに気づきました。
そんなチャンスのある状態で、量産型ザクみたいなへっぽこ動画をザクザクと作っているのはどうなんだろうかと感がるようになりました。
こんなものでは、「時間」という何よりも貴重な財産を割いて見てくださっている方の期待に応えることはできないと反省しました。
画面の先にいる方に向けて、その人のための動画、シャア専用のザクみたいな専用動画をつくらなければならないと、
さらに言えば、ジオングとかサザビーくらいの感動的なクオリティの動画、その人の人生変えてやるくらいの魂のこもった動画を作らねば何者にもならないと思いました。
私が好きな漫画のシーンにハンターハンターのネテロ会長の「感謝正拳突き一日1万回」というシーンがあります。
武術と自分の肉体の限界を感じたネテロ会長が残りの人生は武術への感謝の祈りをささげてから正拳突きを1回、それを一日1万回の繰り返すというハードワークを自分に課すのですが、
所作になれてきて一日18時間かかっていた正拳突きが1時間ででできるようになって、音速よりも早い正拳突きできるようになるという本来あれは笑えるようなネタではあるのですが、
効率化という観点で言うと、最初は時間のかかる質の高い型であっても、繰り返すなかでそれがスムーズにできるようになることも効率化っていうんだよていうことを学べる場面です。
動画に関してもこれと同じだなと感じました。
最初はクオリティ上げようとすると時間がかかりますが、そのクオリティが当たり前になってきたらそこで一本当たりの速度も上がってくるのだと、
ですので、最初から効率化求めて粗大ごみを大量生産するんじゃなくて、時間かけてもダイヤモンド生産してあとでスピードを上げていくことにしました。
YouTubeっていうのは、確かに本業のついでなのかもしれないけど、だからこそ全力でやらないと仕事の発展には全く繋がらないと心を改めたわけです。
そこから完全に質にシフトしたのですが、まだ少ないですが、何軒か仕事に対する問い合わせも入るようになってきたので、方向性は間違ってはいなかったのかなと思っています。
質にこだわるようになって分かったこと
質にこだわりながら取り組み始めるとまた新しい発見があります。
人の人生を良くするだけではなくて、自分の人生の充実につながるということです。
対面営業ですと、やはり嫌われるときが多いですし、自分が嫌いだなという思う場面が多かったりするので、人を感動させるという感覚が鈍くなりがちです。
すると仕事のモチベーションがお金になりがちです。
勿論お金じゃなくて夢が大事とかそういう話がしたいわけではありません。
3年前には本当の貧困味わった時期もあったので本当にお金が大切だという実感もあります。
ですが、お金だけですと、承認欲求などの高次な欲求が満たされないので、心が乾いているような状態からなかなか抜け出せません。
砂漠に水注いでるみたいにお金だけですとすぐに心が乾くわけですよね。
YouTubeの場合、自分の動画を見てくれる人というのは不特定多数で、自分にとって役に立ちたい人をイメージしながら動画を作ることになります。
そこが対面営業とは違って、すべての仕事が人の役に立つというイメージに結び付きやすいです。
心を突き動かすような動画、人に喜んでもらえるような動画を目指して作っていると、いい動画を作れた時の未来っていうのを想像できます。
その未来は非常に心を潤してくれるようなビジョンを見せてくれます。
しかも、仕事の結果にもむすび付く未来です。
ですので、動画の制作活動を頑張ることは、相手のためだけではなく、資本主義社会で忘れがちな人としての大切な思いやりの気持ちを取り戻すことにも繋がるのです。
それは、自身の人格形成にも繋がりますので、対面営業においてもよい結果をもたらしてくれるのではないかという仮説が自分の中でできたので、こちらは今後検証していきます。
まとめ
今回はYouTubeから大きな成果に結びついたというわけではないので、非常に抽象的な記事ではありますが、ただ無機質な結果を出すことよりも重要な学びがあったと自分は確信しています。
勿論、抽象的な精神論だけでなく、具体的なマーケティング論な部分においてもYouTubeというのは非常に有効な手段ですので、まだYouTube始めていないというのは、是非勉強してチャレンジしていただければ思います。
このブログでも今後ビジネスのお役に立てるようなYouTube関連の記事をアップしていこうと思います。
この記事は動画でも詳しく解説しています!
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