不動産ATフィールド突破法~不動産投資初心者が一歩踏み出すには~

不動産を始めるにも様々な心理的な要因が重なって一歩踏み出せない方は非常に多いですね。
そういった方は不動産ATフィールドに阻まれてしまっています。
ATフィールドというのはアニメのエヴァンゲリオンに出てくる、他者との関わりを閉ざす心の壁です。
そうした心理的なブロックが発動してしまう要因が世の中には多いがゆえに不動産投資に一歩踏み出しきれない方は多いです。
分厚過ぎる壁にはじき返されて、不動産投資は難しいと結局諦めてしまう人も多いです。
これは非常にもったいないですね。
やはり、自己資本以外での他人資本を活用することができれば、一気に資産形成は楽になります。
逆に少ない自己資本だけで勝負しようと思うと、無理した運用をしなければならないので、かえっておおきなリスクを抱えることになります。
今回は特に初心者の方に不動産投資は難しいと思わせ、歩みをとめてしまうような要因についての解説と、その解決策について解説していきます。
✔この記事の内容
・不動産ATフィールド発生要因
・ATフィールド突破法
不動産ATフィールド発生要因
①時事ニュース
時事ネタによって非常に不動産投資に対して警戒心を持ってしまうパターンですね。
最近は特に不動産業界でのネガティブなニュースは多いですね。
例えば、スマートデイズのかぼちゃの馬車事件。
これで多くのオーナーさんは破産状態に追い込まれました。
事件の概要をお話しすると、スマートデイズが売りに出したかぼちゃの馬車シリーズという女性専用のシェアハウスがあったのですが、
「テ○○ハウスとかもあってシェアハウス人気なんですよ!」
「これから資産価値あがりますよ!」
「あと、うちサブリースやってるので空室の心配いりません!」
サブリースというのは空室でも賃料の80~90%を保証する制度ですね。
こういうトークで「YOUかっちゃいなよ!」と誘って、
「よーしかっちゃおー」って多くのオーナーさんが餌食になったわけですね。
まあ、めちゃくちゃ物件の入居率が悪いわけです。
結局サブリースを継続もできず、途中で打ち切り。
入居ポンコツ物件だけ残ったわけです。
家賃だけだとローンも払いきれないので、破綻。
また、その物件を購入するときに本来は融資をしてもらえない年収の人も銀行と共謀して年収や預金残高を偽造して、
不正融資をバンバン行ったわけです。
それが大きくメディアに取り上げられて大問題に発展してしまいました。
また、さらに直近でレオパレス問題というのも発生しました。
こちらは、大手不動産会社ですらも詐欺まがいなことをするんだという恐怖を社会にうえつけることになりました。
こちらもサブリースついてるんで楽勝っすよ!と物件を販売したのですが、
地方のとても入居が付かないような物件にもそのような販売を行い、いきなりサブリース契約を打ち切られてオーナーさんの破綻が相次ぎました。
また、施工不良問題も大きな問題になりました。
防音上も問題や、火事になったら一気に燃え広がってしまう構造になっていたりと、建築基準を満たしていない物件をいくつも販売してしまっていました。
こちらも大手企業がやらかしたこともあり、大々的にニュースになりました。
こんな具合にメディアにはネガティブなニュースばかりが取り上げられて、一般の目に入ってしまうことになります。
実際には、こんなことは色違いのポケモンが出るくらい稀なケースなんですけどね。
②選択肢が多すぎる
不動産投資と調べると無数に情報が入ってきてしまって結局何をしたらよいか分からなくなってしまうパターンですね。
不動産投資といってもネットや書店で調べると
区分マンション
一棟アパート
一棟マンション
戸建て
REIT
小口化商品
不動産私募ファンド
駐車場
コインパーキング
民泊
介護施設
(ヘルスケアREIT)
併用住宅
シェアハウス
こんな具合にファミレスなみにメニュー(選択肢)が出てきてしまうので迷われるのは当然ですね。
そもそも不動産屋さんの数ってコンビニよりも多いので必然的に数も多くなります。
しかもそれぞれに成功者がいるのでさらに厄介です。
結論どれが正解でどれが不正解ということもないので、自分ができそうな好きなものをやればよいだけなんですけどね。
③営業マンや関係者がいっていることがバラバラ
人によって不動産のアドバイスがバラバラになってしまっているのも迷走ポイントです。
セミナーにいったりするとわかるのですが、まあ会場ごとに言っていることが違います。
こちらは結局お客様に合わせてセミナー構成を練っているのではなく、持っている在庫に合わせてセミナーやプレゼンの構成が行われているので、内容が違っていて当然です。
ラーメン屋に行ってパスタが出てこないのと一緒です。
しかも口が達者な営業マンは非常に多いので、どれもよく見えて混乱されるのは当然ですね。
いわゆる「ツーブロックゴリラ」みたいにごりごりに今日家買うまで自分の家に帰さないっていうわかりやすい営業スタイルではなく、
最近の営業スタイルは、自分達に寄り添う形であったり、経済状況・社会状況を踏まえた上でうちの不動産こそ正解、他社行こうとするあなたはあり得ない。
っていう具合に非常に「ロジカルゴリラ」なんですよね。
あとは、不動産大家さんからアドバイスをもらうときも、自分の買い方が間違っているとかプライドがあって言わないので、各々の持論が展開されてかなりアドバイスに偏りがあるように感じます。
といった具合に相手の事情で話をされてしまうので、実際自分に合っていないような不動産を勧められてしまうようなことが多々あります。
自分に合っているのかどうかも初心者の方は判断がつかないのでこれも混乱ポイントですね。
④周りがやっていない
近しい人が基本的に不動産やっていないのも迷走ポイントですね。
知らないこと=怪しいこと
怪しいことは基本反対です。
不動産 =怪しい
ビットコイン= 怪しい
松村拓磨=怪しい
ですからね。
周りの誰かに相談した瞬間にお得意のグーグル先生で「不動産投資 危険」「 不動産投資 詐欺」
みたいな感じでみんなして検索かけて止めに来ますからそりゃ始めたくても始められなくなりますよね。
やめるための判断材料は揃えど、前に進むための判断材料は基本的に揃わないですね。
やったこともないやつが何偉そうに言っとるねんって感じですけどね。
こんな具合に、不動産投資が難しいというよりも難しくする周りの状況があるせいで一歩踏み出せないわけです。
解決策
さて、ではどのようにしてこういった状況を解決するのかお伝えしましょう。
解決策は2つあります。
①どこが一番大切なのか明確にする。
理想のハードルを上げすぎているが故に一歩も踏み出せない人が非常に多い。
ですので、どんどん知識蓄えて、選択肢を増やすこと以上に実は選択肢を削るということが重要です。
婚活と一緒です。
身長180cm以上
筋肉質
福山雅治似のイケメン
30代
年収1000万以上
優しい
こんな条件で探しても理想の相手は出てこないわけですね。
そんな人がいたら一瞬で売り切れです。
そして、自分は売れ残ります。
不動産もそれは一緒なんですよね。
自分が理想と思うような物件はすぐに不動産屋や金持ちに現金でキャッシュ買いされて終了です。
自分はいつまでたっても不動産購入できずに気づいたらローンを組めない年齢になってしまいます。
ですので、前に進むには譲れないところを一つ残しつつ、妥協するところは妥協しましょう。
例えば、
リターン
ローリスク
手間
という要素があって、
リターンが最優先だと思ったら、
ローリスク
手間
は基本捨てなければなりません。
リターンがあってローリスクで手間もかからないなんて物件は自分の手元にはこないと思ってください。
あっても金持ちに買われます。
逆にローリスクを取るのであればリターンは捨てなければなりません。
また、最優先事項を決めるためには、物件を探す前にライフプランを作ることが大切です。
人生のどの部分に自分は弱点があるかをまずは把握することです。
あとは、自分の趣味や娯楽よりも不動産に時間を割くことの方が大切なのか問いかけ、手間をかけていくかどうか決定することも重要です。
そうすることで実は「全く選り好みしなくても良いじゃん」となって選択をしやすくなります。
正解はないので、外からの情報より自分にフォーカスをあて、自分の人生のゴールはどこにあるのか、そして不動産を合わせて行くべきです。
②全体像を把握できている人から話を聞く
これは一社専属の営業マンだと、話の内容に偏りがあって自分のゴール設定が変な方向に誘導されてしまう可能性が高いからですね。
ですので、新築だけとか中古だけとか、区分だけとか一棟だけではなく、まずは全体的に不動産を取り扱える人間から話を聞いて、
自分の人生のゴールに合わせた不動産の方向性を見出していきましょう。
そうすることによって買った後に後悔するという事態を回避することができます。
まとめ
・フィールド発生要因としては、時事ニュース、選択肢の多さ、各々言っていることが違う、周りがやっていないということ
・基本的に自分や不動産よりも周りが状況をややこしくしている
・自分の人生のゴールを設定したうえで不動産を選定することが大切。
・全体像を把握できている人から話を聞くことによって後悔せずに済む
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