騙される人が続出!投資初心者が注意すべき権威性の法則とその対処法

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こちらの動画でも解説しています!
もし、皆さんのご友人の方でこのようなことを言いだした方が、残念ながら詐欺師に騙されている可能性が高いです。
基本投資を行うにあたって実績や肩書は一切見ないことをお勧めします。
なぜなら、思っている以上に人間は人の権威や実績によって判断能力が鈍り、正常な判断が下せなくなってしまうからです。
これを「権威性の法則」と言います。
そして、詐欺師に限ってこの法則を使いこなしています。
なぜ人は権威に流されるのか
そもそも権威性の法則は「影響力の武器」という有名な本の著者である、ロバート・チャルディーニという方が提唱した法則です。
権威性の法則が発揮されている例としては、お医者さんが処方する薬や学校の先生が教えてくれる内容に関しては全く疑うことなく信じ切ってしまうような場面があげられます。
そもそもなぜ人は、こうした権威に流されるのかというと、「脳のエネルギーを節約するため」に権威性に流されやすくなります。
人間の脳は日常の無数の場面で全て反応してエネルギーを使ってしまうと、エネルギーが枯渇してしまいます。
ですので、慣れている行動に関しては、思考するのを避けて無意識で行動できるようにしています。
これがどう権威に応用されているのかというと、「医者の処方箋=本当は毒なんじゃないか?」「先生の言うこと=実は嘘ついているのではないか?」みたいに普通の人がわざわざ疑わないようなことまで、思考のエネルギーを使いたくないので、
「医者の処方箋=体に良い」「先生の言うこと=真実」と無条件に判断してしまうのです。
これを営業に応用すると「尊敬している人」「信頼している人」というポジションをとれると、無条件に契約を取れる可能性がぐんと上がる強烈なノウハウになるのです。
権威に流れてしまう実例
実際に権威に流されてしまう実例を見てみましょう。
【ケース①:セミナーでの実例】
投資などの勉強をしようと思ったらまずセミナーに参加される方が多いと思います。
大体セミナーを調べるときにどんな人が前で話すのかに着目すると思いますが、やはり肩書や実績がしっかりしている人のセミナーに参加する方が多いです。
肩書や実績がある人の言うことは間違っているとは思わないですからね。
しかし、ここで注意が必要です。
じつは、肩書や実績がある人がセミナーで話す内容が真実を話していないケースが意外と多いからです。
なぜなら、セミナーで話す人はセミナーの主催者からお金を受け取って話していることが多いので、話している内容は主催者側にとって都合の良い内容に編集されていることが非常に多いです。
例えば、投資セミナーでは、「利回り何%で優れた投資案件です」のようなメリットを強調して、「デメリットはたまにマイナスの月がありますが、トータルではプラスです」といった具合にあまり支障のないデメリットだけ話して、「海外案件なので、お金を持ち逃げされる可能性が高い」といった致命的なデメリットは隠された内容になっていたりします。
事前の打ち合わせで「ここはしゃべってほしいけど、この部分に関しては話さないで下さい」と打ち合わせが行われていることが多いです。
本当に良心的な実績がある人はそうした話す内容の指示や誘導があった時点で大体セミナーを断ったりするので、本当にいい話はセミナーには出回らないことも多いのです。
【ケース②:成功者風の人の実例】
お金持ちの人というとタワーマンションに住んでいたりとか、高級車を乗り回していたりとか、ブランド物や購入時計を身に付けていたりとか、そんなイメージがあると思います。
人付き合いをしていると時々金持ち風の人の家で行われるタワーマンションのパーティーなどでそんな感じの人と知り合うことがあります。
そこで、周りの参加者から「あの人すごいだよ。色々教えてもらったら?」的な感じで話の席をセッティングされ、最終的にはお金の稼ぎ方を教えてあげるみたいな流れになるのですが、権威に弱い人はそこで完全に信者化します。
全ては、信者化するための仕組みづくりなんですよね。
そもそもパーティーの誘い方から、タワーマンションの場の雰囲気と、パーティー内のそれぞれの動き方、成功者風の立ち振る舞いをすることなど全て偶然ではなく、緻密な計算の元こうした集客とセールスが行われています。
最初から「セールスをかけます」というと人は集まらないので、イベントなどという名目に変えてしっかりとセールスをかける仕組みを「ブラインドセールス」というのですが、かなり効果的なので、多くの営業マンたちはこの手法を実践します。
権威に流されず正しい判断をするには
権威に流されて後悔しないためには、人の権威を見ずに、話している内容や行動やその意図、実際の商品の見極めができるようになるしかありません。
私が実践している方法は「そもそも相手をすごいと思っていいことはない」と常に言い聞かせるようにしています。
実際、初めましての相手のことをすごいと思ってもただ商品を買わされやすくなるだけなので、何もメリットはないです(笑)
まずは、自分の知識を付けた上で、この人が本当にすごい人なのかどうかを判断できるようになることが先決です。予備知識を持ったうえで圧倒的にすごいと思うのであればその人を尊敬する価値はあると思います。
例えば、野球をやったことがある人ならイチロー選手のすごさは実体験で分かりますし、投資で言えば「投資の神様」と呼ばれるウォーレン・バフェットの投資術のすごさは投資経験者からすると驚愕の一言です。
権威だけで投資や副業の商材を購入するとということは絶対にないようにしましょう。
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